ちょこれぇと [完]
「なぁ、慶太
お前も藍のこと好きだったじゃん
俺のためか??そんな友情なんて....」




「......あぁ、そんなときもあったさ
今はちがう。ただ純粋に
良塚には幸せになってほしい」




だから、良塚を頼むよ。




慶太はそうつぶやいた。




「わかった。
最後に言っとく。
成功率が2割きったからって
生きてたいなら諦めんな。
もっかい元気な顔で戻ってこい」




返事の代わりに笑われた。




藍.......
俺は、もう我慢しない。




このままくすぶってるのが
途轍もなく嫌なんだ。


パッと思った次の瞬間。
俺は走り出していた
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