野球馬鹿!!
次の日の学校。
部活の入部届けを担任に出した
「そら野球部入んなかったんだー?」
「まあーうん」
「そっかあー」
いっぱい考えたけど野球部には入らない。
てかどの部活にも入らないことにした
隼と龍にもこのことを言ったら
「お前が決めたことだから
別にいいと思う」って
2人共言ってくれた。
そして昼休み、りょうた先輩に
部活のことを言おうと廊下を曲がろう
としたら廊下でりょうた先輩と女の人が
しゃべりながら歩いてくる。
うちはとっさにその曲がり角に
隠れた。
「お願いだってばー!」
「だから俺野球一筋だから!」
だんだん大きくなっていく声
足音も近づいてくる。
そしてりょうた先輩が角を曲がった瞬間
うちと目が合った。
「お!」とりょうた先輩は言うと
うちの手をひいて
「これ!俺の女だからさ~
お前興味ないんだよね~」
「え・・・?!?!」
そういわれると女の人は
「なんでよ!あたしのほうが
可愛いのに!!!」
そういってまた廊下を戻っていく。
「あー助かったー
ありがとなそら!」
「はい・・?」
「なんだその微妙な反応~」
「いやー別に」
「お前さっきの俺の女ってゆー
言葉が嬉しくて言葉にならないとか?」