野球馬鹿!!
夏から冬になるのはあっと言う間だった。
それもこれもきっと恋のおかげ
だけどその人はこの冬で卒業。
少し悲しい、てかすごい悲しい!
最近は受験で忙しくて遊べないし・・・
だけど!わがまま言っちゃだめだ!!
なんて考えているうちに昼休み。
「柳川そらちゃんいるー?」
知らない声に呼ばれた。
「・・・はい?」
あ・・・りょうた先輩の双子の
「ちょっと来て」
なにかと思いりな先輩の後に
ついていく。
そして着いた所は誰もいない中庭
「そらちゃん」
「・・・・?」
「りょうたと付き合ってるよね?」
「はい」
「あのさ・・・別れて」
「・・・え?!」
「別れて」
「なんでですか」
「あたしの・・・」
「・・・・・・?」
「あたしのりょうた・・・」
(あたしのりょうた??)
「どーゆーことですか」
「だからあたしのりょうた
だって言ってるじゃん!
とにかく別れて別れて。
りょうたに触らないで!」
「・・・りな先輩はりょうた先輩
が好きなんですね・・・?」
「本気で好きなの・・・」
双子だけど本気で好きなんだ・・・
りな先輩は目から涙を流していた
「あたしの方がいろいろ知ってるのに
あたしの方が大好きなのに・・・」
「・・・・」
「なんで双子なんだろ・・・」