野球馬鹿!!




ガチャ

「ただいま」

「おかえりー」

「ねーお母さん」

「ん?」

「わたし・・・・
 野球やりたい」

「・・・え?」

「野球やりたい」

「うー・・・ん
 お父さんに聞いてみて」

隼と龍がまさおじに

「野球やりたい!」って

言ってたときお母さんは

「試合見に行く」って

微笑んでたくせに

わたしのときは困った顔だった。

(なんで?!・・・)

しばらく部屋に閉じこもっていると


コンコン
 「はいるぞ」

お父さんが入ってきた。

「ご飯できたからこい」

わたしは階段を降り

イスに座る。

「そら、お前野球やりたいか?」

「うん」

「そーか。まーお前が
 野球すきなのは知っている。
 俺の野球も応援しにきている
 からなー」

「うん」

「俺はいいと思う」

「・・・ほんとに!?!?」

「あぁ、だけど
 大変なことも
 つらいことも
 あるはずだが
 お前はいいか?」

「うん!いい!!」







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