Sky Blue-同じ空の下-Ⅱ
学校を辞めるときは、廉たちともう二度と会わずに終わるものだと思っていた。でも、小さい島で行動範囲の狭い私を見つけることは難しくない。
ただ寮生活の廉たちは土日しか会えずにいるのは事実だ。
「学校を辞めることになりました。」
そうクラスのみんなに告げたとき、私は一体どんな顔をしていたんだろう。
上手く笑えてるかな?
上手く呂律が回ってるかな?
クラスの雰囲気もだいたい察しがつく。そんなにクラスの人たちと親しくしていたわけじゃない。