モンスターハンタールチフェル2nd
「そうかい」

(どうりで調合が下手なわけだ)

「何か言った?」

「いや、何も……」

 ノアの最後の呟きにアンが引っ掛かりながらも、次に見えた曲がり角を右に曲がって少し広い場所に出た。



「ここか、誰もいないようだし、中に入ってみますか」

 奥に見える横にデカイ扉は、大量の本を出し入れするためのもの。

 2人は周りに誰もいないことを確認し、その扉を開けて中に入っていく。

「あ~、久しぶりねぇ~」

「ここの掃除を何度やらされたことか……」

 そこに広がるのは、4方向に本棚が分かれるとてつもなく広い図書室だった。

 部屋の高さも二階位の高さがあり、ギャラリーにも本棚が列を成して連なっていた。
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