モンスターハンタールチフェル2nd
「きゃぁあああ、あっ……!!?」



「……っと、と!」

 間一髪、ノアが下で待機していたおかげで、アンは地面まで落下せずにノアの腕の中で止まった。

「あ……ノア……ありがと……」

「よいしょっと……

 ったく、無理するからそうなるんだぞ」

「うぅ~、すみません」



 最後に刹那が普通に飛び降りて着地し、3人の後方についてアンとノアを先頭に、奥の横穴の中に光輝く家宝へと近づいて行く。



 何ともない横穴の奥に、何ともない台が置かれていて、その上に彼らが探し求めていた家宝が……

「あったわ!!
 今度こそ、お父様とお母様の家宝を取り返したわ!!」

 とうとうアンの手に〝それ〟は帰ってきた。
< 140 / 191 >

この作品をシェア

pagetop