モンスターハンタールチフェル2nd
 息をたくさん吸い込むと、口の中が赤く輝き出し始めた。



 それは、熱によるもの。



 しかも、とてつもない高温にまで熱された、ようはマグマだ。

 そのマグマが体内から口に流れ出し、口から、





 ゴオォオオオオオーー!!



 一気に熱線となって射出された。

 なんと、手加減無用の至近距離から……!





『ギ、ギャアォオオオゥッ!!』



 黒い巨体は耐えられず、身を翻してまた溶岩の中に消えていってしまった。



 勝利を確信したグラビモスは、深追いすることなく、また食事へと戻っていく。





 強き者こそ、この火山地帯には求められる。

 彼もその1人だ。
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