モンスターハンタールチフェル2nd
「今からティータイムに誘ってもいいのだが、生憎、これから行く所がある。
 惜しいが、また今度会った時にでも誘ってあげよう」

 ロワールはルチナの手を握りながら話し続けた後、最後のお別れにひざまづいて手の甲にキスをする。

「それでは、可愛い子猫ちゃん」



 オマケにウインクまでして、やっと立ち去っていった。





「……」

 アレックは目が点の状態だ。

 百合はため息をつく。

 ルチナはポカーンとロワールの後ろ姿を見送って、何事も無かったかのようにアレックに向き直る。



「ねえ、今の何だったのかしら?」

「さあ……」



「はぁ……

 無駄な時間を過ごした、行くぞ」

「あ、うん」
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