モンスターハンタールチフェル2nd
 それから、3人はカウンターでギルドの登録を行い、ようやくハンターとして正式な狩りが出来るようになった。





「久しぶりのクエストね!」

 ルチナは高ぶる気持ちで竜車乗り場に向かっていた。

 その後ろをアレックがルチナに追い付こうと、早歩きでついていく。

 そして最後尾に百合。

 呆れた表情と、どこか憂いを持った表情で2人の後をついて歩く。



「あの百合さん?」

「ん、何か?」

 アレックは百合に足並みを揃える。

「百合さんのお母さんって、どんな人なんですか?」

「……なぜ今その話を?」

「あの、俺……

 小さい頃の記憶が無いんです。
 だから、お父さんとお母さんのことも何も覚えてなくて……」
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