モンスターハンタールチフェル2nd
「今回の討伐依頼のあったグラビモスよね?」

「たぶん・・・

 でも何でまた?」

 アレックとルチナの2人は不思議がってしょうがない様子だった。

 確かに、討伐目標が既に死んでいるのは、誰か別のハンターがやってしまったとしか言いようがない。

 さすがに、グラビモスともあろう強者が他のモンスターにそうそう殺られるとは思えない。





「これはハンターが負わせた傷だと思うか?」



 百合が真っ先に近づき、首もとの傷を見てアレックたちに問いてきた。

 そこには、とても堅いはずの甲殻に丸い穴が空いていて、それがグラビモスを死に追いやった傷だという。



「これは・・・

 わ、分からない・・・」



 穴を空けるなんて剣じゃ出来ないことだが・・・





「ランスで突き刺したとか?」

「いや、ランスにしては穴が大き過ぎる」



 穴の直径は1、2メートルはあるだろう、大きなものだった。

 そんな太いランスはさすがに無いだろう。



「それじゃ一体・・・?」







 ゴゴゴゴ、ゴゴォオォオオオ!!





「な、いきなり何なの?!!」

 突如、地面が揺れ動いて辺りにまたマグマの噴出が始まったのだ!
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