モンスターハンタールチフェル2nd
「雰囲気が違う……?」

 ルチナが助け船を出す。

「そう、そんな感じ」

「まあ、無愛想な所はそうかもしれないけど、あたしにはよくいる村人って感じだったけど?」

「うん。
 でも、何か引っ掛かる。
 俺たちと同じ雰囲気があの人にはあった」

「まさか、あの人もハンターとか?
 まあ、あり得なくは無いけどね」

「……」

 アレックはまた1人、川の底を眺めながら考え込んでしまった。

 その脇でそんなことはどうでもいいように、大の字に寝転がって夜空に散りばめられた星たちを見ているルチナがいた。

「あまり深く考え過ぎない方が良いわよ。
 でなきゃ、明日から頭が持たないんじゃないの?」

 からかいを込めて言ってみた。
< 27 / 191 >

この作品をシェア

pagetop