モンスターハンタールチフェル2nd
「そうだな。
 俺の思い過ごしだ。
 別にあの人がハンターだからって何か起こる訳でもないしな」

 アレックも大の字に寝転がり、ルチナと共に星たちが作り出す夜空の芸術を楽しんだ。



 そして、2人が夜風に吹かれている後方の木陰では、1人の、胴着と袴姿の女性が一本の木に腕を組んで寄り添い、アレックたちの会話を聞いていた……



「アレックとルチナ……
 面白いハンターが迷い込んだものだ」

 腕組みをやめて木陰から離れると、物音立てることなく静かにその場から去っていった。







 ―第1章、END―
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