モンスターハンタールチフェル2nd
 後ろには、百合もついてくるのだった。

「この村の人たちって、優しい人たちばかりだね」

「そうねぇ。
 1人には殺されそうになったけどっ」

 ルチナが部屋の戸口に立つ百合を横目で見つめる。

「わ、悪かったな……」

 百合が後ろで膨れている。



「さて、これからどうしようかな……」

 2人の会話を無視して、アレックは考える仕草をしてみせ、ベッド脇に立つ。

「久々に狩りがしたいわね。
 この村では狩りの依頼とかやってないの?」

 ルチナはベッドにドカッと座り込みながら百合へと尋ねる。

「そうだな。
 朝の事もあったし、村の周辺の探索くらいならあるかもしれない」

「なるほど、もっともらしい依頼ね……」
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