モンスターハンタールチフェル2nd
 アレックもルチナの横暴にはもう慣れっこだといった感じに、自分の荷物を手に取って防具の装着を始めた。

「まさか、本当にやるつもりなのか?
 言っておくが、止めた方が良い。
 あいつはただの怪鳥とは比べものにならない賢さだ。
 お前たちの力では敵いそうに無い」

「あら、あたしたちは色んな飛竜を相手にしてきたのよ?
 たかが怪鳥くらいで殺られるハンターじゃないんだから!」

 ジャージの上に鉄板をあてがった単純な防具、チェーン装備を装着し終えた2人は、それぞれ愛剣カブレライトソードとオデッセイの点検をしてからフックに掛けて百合へと向き直る。

「心配しなくても、俺たちはこうして乗り越えて来たんです。
 百合さんはここで待っててもらっても良いですよ?」
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