モンスターハンタールチフェル2nd
「なっ!
 別に、私はハンターとしてついていく訳じゃない!」

 百合の誤解だという表情が2人を一瞥し、腕組みしてムッとした顔つきになる。

「全く、素直じゃないんだから。
 ま、そういうことにしといてあげる」



「さて、村長の所に行こう」

 狩りが初めてな百合を加え3人となったメンバーは、とりあえず宿を出て百合の道案内を元に村長宅へ向かった。



「ここがそうだ」

 3人がたどり着いた場所は、村の一番端っこに位置する場所だ。

 回りは木々に囲まれていて、すぐ脇には小さな小川が静かに流れている。

 この一枚の絵になりそうな場所に、ポツリと家が建っていた。

 そして、家の前には1人の老人と、ガッチリとした体格で年齢もそれなりにつんでいるお方が、今はその老人と向き合って話をしている。
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