モンスターハンタールチフェル2nd
「そうかしら?
 だけど心配いらないわ。
 この道で合ってるわよ」

「一応聞くが、なぜそんなに自信を持てるんだ?」

「それはね……」

 突然女の足取りがピタッと停止し、男は一瞬ぶつかりそうになるが自慢の瞬発力により激突は避けれた。



 男がなぜ止まったのかと前を伺うと、女が前方に見える何やら看板らしき物を指差していた。

 とりあえず、今まで松明代わりに使っていた携帯ランプをかかげる。



『この先関係者以外立ち入り禁止』



 消えかけの字を男が読みあげる。

「これは……」

「ンフフ♪
 あ・た・り・よ♪」



 こんなことが果たして許されるのだろうか?

 この先に見える梯子を上れば、見事城内侵入となるのだ。
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