モンスターハンタールチフェル2nd
 これは普通の人がやれば牢獄送りは間違いなく、もしかしたら死刑を言い渡されてもおかしくない事なのだ。

 それを、

「本当にやるのか?」

「今さら何を言ってるの?
 ここまで来て入口まで見つけたんですもの、行かなくちゃ意味が無いでしょ?」

 男は深いため息をついた。

 女を見つめたまま少し考える顔をして、口を開く。

「しょうがないお姫様だな。
 お供役としてついていくしかないでしょう?」

「それじゃ決まりね。
 ついてきてね、ノア」

「いつでもどうぞ、アン姫」



 松明は置き去りにして、2人は梯子を上っていった。
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