ﾓﾝｽﾀｰﾊﾝﾀｰﾙﾁﾌｪﾙ2nd

　ルチナがからかうような口振りで言うと、百合が慌てた素振りで食いかかってきた。

「ち、違うぞ！
　これはあの場所に何度も行っているから自然と身に付いた教訓であってだ……！」

「はいはいそうですか」

　と、会話は一旦そこで区切られる。

　なぜかと言うと、竜車がようやく村にたどり着いたのだ。

　ガコンと揺れてその場に停止し、３人は手綱を握っていたアイルー（人間の知能をもった猫）に挨拶をして竜車乗り場から、村長の家に向かって歩いて行く。



「お帰り、ずいぶんと手こずったようじゃの？」

　村長が入口に立って３人を見つけ様にそう言い放った。

「そうですね。
　誰かさんさえ足を引っ張らなければ、いつもよりは早く終われたかと……」