遠い恋-あの空を見上げた日-

遠距離恋愛

☆れもん
:おはつです♪
レボって呼んでいい^^？

数日も経たないうちに
revolutionという名の
男の子との会話が
大半を占めていた。
特に何に惹かれている
わけでもなかったが、
純粋に楽しかった。

気付けばまた掲示板を
飛び出していた。

☆revolution
:メールしない(^-^)？
アド載せとくよ☆

掲示板に足を運びながら
毎日パソコンでレボと
メールをし始めた。
同い年ということもあり、
話は弾んだ。
学校の話や部活の話、
彼の話はとても面白かった。

ある日メールのやりとりで
恋愛の話になった。
｢好きな人いるの？｣と聞かれ
私は素直に
｢最近掲示板の人にフラれて｣
とメールを返した。

メールを返したときは
何も思わなかったが、
後から見えない恋を
していた自分が
恥ずかしくなった。
(素直にゆうてもたけど
掲示板の人とか
引かれたかなあ…)

メールボックスを見ると
一通のメールがあった。
レボだった。
白黒ばかりのメールボックスに
小さな文字がたくさん
敷き詰められていた。
よく読んでみれば
すべてなぐさめの言葉で、
正直驚いた。