遠い恋-あの空を見上げた日-
5月に入ると少しずつ
暗くなるのが遅くなり
部活の時間も延びた。
6時になってもまだ辺りは
薄明るくてボールもよく
見えるくらいだった。
この時は部活に慣れたものの
2時間も3時間もある練習が
嫌でたまらなかった。
日の入りが遅くなり
どんどん練習時間が
延びるのが本当に嫌だった。
毎日同じ道を帰った。
隣にはいつも小学校の時から
仲の良いサオリがいた。
サオリは小1の時からの
大の仲良しで、
中学に入り一緒に
ソフトボールを始めた。
家もそこそこ近く
同じ方向だったので
毎日一緒に帰っていた。
日の入が遅くなり始める
この季節からは、
部活帰り唯一の楽しみがあった。
寄り道だ。
もちろん寄り道と言っても
ファミレスやカフェ
なんかではなく、
お金のない中学生は
専ら商店へ足を運んだ。
いろんな店をハシゴし、
100円の菓子パンや
60円のアイスなどを
毎日つまんでは公園や
道端で話をした。
暗くなるのが遅くなり
部活の時間も延びた。
6時になってもまだ辺りは
薄明るくてボールもよく
見えるくらいだった。
この時は部活に慣れたものの
2時間も3時間もある練習が
嫌でたまらなかった。
日の入りが遅くなり
どんどん練習時間が
延びるのが本当に嫌だった。
毎日同じ道を帰った。
隣にはいつも小学校の時から
仲の良いサオリがいた。
サオリは小1の時からの
大の仲良しで、
中学に入り一緒に
ソフトボールを始めた。
家もそこそこ近く
同じ方向だったので
毎日一緒に帰っていた。
日の入が遅くなり始める
この季節からは、
部活帰り唯一の楽しみがあった。
寄り道だ。
もちろん寄り道と言っても
ファミレスやカフェ
なんかではなく、
お金のない中学生は
専ら商店へ足を運んだ。
いろんな店をハシゴし、
100円の菓子パンや
60円のアイスなどを
毎日つまんでは公園や
道端で話をした。