遠い恋-あの空を見上げた日-
マルキュー内を回っても
ソワソワするばかりだった。
とにかく会いたい、
会うしかない、
そう思っていた。

1時間ほどたって
私達はマルキューの
入り口で待機した。
もうすぐ来るはず…

その時携帯が震えた。
「もうすぐ着くよ!!」
急にドキッとした。
しかし時間は本当に
ギリギリだった。
まさに時間との闘い。

また携帯が震えた。
「もう着いたんかな!?」と
友達と興奮した。
するとレボからではなく
父さんからだった。

「新幹線の時間に
間に合わなくなるから
駅まで来なさい」

タイミングが悪すぎた。
もうすぐレボが
来るっていうのに!!
一分一秒でいいから会いたい!!
私は本当にギリギリまで
待ち続けた。

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