☆ANGELとDEVIL†・。・。天界の姫と魔界の王子・。・。
「ちょ…魔裟斗!苦しい!!」
「ごめん、もう少しだけ、このまま…」
魔裟斗は私の耳元で優しくて甘い声をかけてさっきよりも強く抱きしめた。そして私は思った。私たち両想いだったんだと、こうなるなら早く告白すれば良かったと。そしてこんなに大人っぽく色っぽい声を出すのだと初めて知った。
でもこれからは少しづつ魔裟斗を知っていけばいいのよね。幼なじみじゃなく、恋人としての彼をこれからたくさん知っていけば……
魔裟斗の腕の中で感じながら私も抱きしめ返した。
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それから10分程が過ぎてやっと皆が帰ってきた。
「おーい、まだ居るか?」
「って!!何だよその手は!?」
「「何々!!?」」
「「なっ!!!」」