☆ANGELとDEVIL†・。・。天界の姫と魔界の王子・。・。
「具合が悪いなら水野さんに言って休んでるか?」
「そんな、本当に大丈夫だよ。顔が赤いのは部屋が少し暑かったからだと思うし。」
「そうか…。」
そう言ってホールに歩いて行く巧くんの後ろ姿を見てため息を漏らした。
「おい。」
「ん?」
「行けそうか?」
「…うん!」
なんだかんだで巧くんって優しいんだな♪
「なんで笑ってんだ?」
「え?…ナーイショ♪」
「!!…っ////」
…な、なんだ今の?胸の辺りがうるさいくらい鳴ってる…。どうしたんだ!?
巧も真李亜も鈍い性格の様で、自分の気持ちに気づくまでどれくらいかかるのかわからない。そしてこの先2人には、とんでもないアクシデントが待っているとも知らずに……。