☆ANGELとDEVIL†・。・。天界の姫と魔界の王子・。・。
睡眠中の悪魔にご用心
ドサッ
「えっ!……ちょ、ちょっと…巧くん離して!」
「スゥー…スゥー…」
名前を呼ばれた瞬間、巧くんに抱きしめられ一緒にベッドに倒れてしまった。本人はこの状況にお構いなしに、また寝息をたてて眠りに着いてしまった。
「巧くん離してよ!」
「…んーー…」
ぎゅうっ
「たっ、巧くん…!?」
「……きだ……。」
え…?今何て言った…?よく聞こえなかったな。
なんとかして起こさないと完璧に遅刻だ。そこで真李亜はなんとか巧の腕の中から出て、もう一度起こしてみた。
ここまで寝起きの悪い人…じゃなくて悪魔は始めてみたよ。
「…い、いい加減起きなさい!」
「……スゥー…スゥー…」
「もうダメだ……お願いだから起きてよぉ巧くん……。」
その時……。