☆ANGELとDEVIL†・。・。天界の姫と魔界の王子・。・。
「ん〜〜…」
「!巧くん、起きたの!!」
さっきと声が違い顔をあげると目の前には巧くんの顔があった。
「!!びっくりしたー、脅かさないでよ巧く……!?」
グイッ
「!!…っ…んっ」
ぷはっ
「やめ…っ」
グッ
「んん…!!」
…た…巧くん……。
唇をなぞる様に優しくてゆっくりなキス。
だけど、私が知っている巧くんじゃないみたいで怖い……。
ポタ
泣くのを必死で我慢したがやはり私には出来なくて一滴、私の頬を伝っていった。
「…んんっ……やめ…っ!!」
「!!?」
その時巧くんは私が泣いているのに気付いたのかキスを止めた。
「っ…はぁ…はぁ……」
頭の中が真っ白になって力が入らない……。