☆ANGELとDEVIL†・。・。天界の姫と魔界の王子・。・。
バサッ
「キャーー!!」
ぎゅう
「ハハハッ。真李亜ちゃん恐いのは分かったから少し腕を放してくれるかな?」
「え……あ!ごめんね!!」
「真李亜、大丈夫か?俺の所に来るか?」
「ううん、大丈夫だよ。ちょっとびっくりしただけだから。」
お父さんは心配そうな顔をしていたが、父親にお姫様抱っこされる方がよけいに恥ずかしかった。
「…なんで行かないんだよ…。」
「え…?」
「どうかした真李亜ちゃん?」
「……ううん、なんでもない。」
そら耳かな…?
それからしばらく飛んでいると、大きな桜の木がある丘に着いた。