☆ANGELとDEVIL†・。・。天界の姫と魔界の王子・。・。
「着れた?」
「う、うん。」
「開けるよ?」
「うん。」
シャーー…
巧くん、“似合ってる”っ言ってくれるかな。
私は期待を胸に抱いて、カーテンが開かれていく間、そんなことを考えていた。
「!!」
「どうかな…?」
「あ…えっと…似合ってるよ。」
あれ?今、目線そらしたよね? 似合わなかったのかな?
私の心に不安がこみ上げてきた。
「あ…ありがとう。」
「「……………。」」
「……それじゃあ俺は用が済んだから、また後で。」
「あっ……うん、ありがとう。」
パタン