☆ANGELとDEVIL†・。・。天界の姫と魔界の王子・。・。
それからしばらくしてルカちゃんが戻ってきた。ルカちゃんは私の格好を見ると凄く驚いていた。『何処から見てもプリンセスだね!』って言ってくれた。
私はもちろん嬉しかった。でも巧くんのあの目線をそらしたのがまだ気にかかっていて、心から喜べなかった。
「大丈夫?緊張してるの?」
「う、うん……それもあるよ。」
「それも?他に何か心配事でもあるの?」
しまった!
「なんでもないよ!でも、緊張はしてる……。」
「プッ…あははっ!……よし!メイクとヘアスタイルは終わったよ。」