☆ANGELとDEVIL†・。・。天界の姫と魔界の王子・。・。
「当たり前よ。」
そう言ってお母さんは私の頭にティアラを乗せた。
「綺麗よ、真李亜。」
「ありがとうお母さん。大切にするね。」
「えぇ。さぁ、行ってきなさい!」
「うん!」
不思議……さっきまで緊張していたのに、今は不思議と体が軽い。むしろ今は、ワクワクしていて幸せな気分。
『真李亜様のご登場です!』
バタン
私はゆっくりレッドカーペットを歩いて行った。周りにいる人達は、カーペットの左右にいて私を見ていた。
「あれが真李亜様!お若い頃の万里子様にそっくりですこと。」
「綺麗だわ〜。」
「肌が白くて綺麗ね〜。」