☆ANGELとDEVIL†・。・。天界の姫と魔界の王子・。・。


真李亜side☆


「俺は、真李亜が好きだ。」

心臓がドキドキと高鳴っている私は、黙って巧くんの話を聞いていた。凄く恥ずかしかったけど、それ以上に嬉しかった。

私も巧くんが大好きだから……。同じ気持ちだったのが凄く嬉しくて、奇跡に思えた。“私も自分の気持ちを伝えたい”

そんな気持ちが溢れ出してきた真李亜は精一杯の気持ちを巧に告げた。

「あ、あのね!…わ、私も…巧くんのこと…す…好き…」

「…です。」

「っ!」

言った…私の気持ち、巧くんに伝わったかな…?

「「……………。」」

ぎゅっ

「きゃあっ!」

私は返事を返した後、恥ずかしくて下を向いてしまった。すると巧くんは黙ったまま私の腕を引き、強く抱きしめた。



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