変身リカちゃん

「部長、お茶どうぞ。」


そう言ってお盆からお茶の入った

マグカップを手に取る。


熱いっ!


思いがけない熱さを手に感じて、

マグカップを手離してしまった。


そのまま、

部長の机の上に落下し、お茶がこぼれた。


私が熱さを感じ、マグカップが落ちてお茶がこぼれるまでの動きが

なぜかスローモーションに感じた。


そして、これは夢の中だとも思った。


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