変身リカちゃん
とりあえず夢の中の私みたいに店内を
歩いて見ることにした。
最初は、作った笑顔で不気味だった店員も
しばらくするうちに、私なんかに笑いかけてくれて
すごくいい人に思えてくる。
自然と私自身笑顔になりかかったとき、見覚えのある
お婆さんが視界に入ってきた。
そう、あの夢のお婆さん。
液晶画面を凝視してたかと思うと
勢い良く立ち上がって横幅のある私の横を
細い体で難なく通過していった。