変身リカちゃん
すかさず、お婆さんの席に座る私。

隣にはガラの悪そうなおやじ。

あの、副流煙をまき散らすおやじで

間違いない。

私は、妙な確信を持って、お金を台に入れた。

おやじの煙草の煙が、夢以上にきついなあ、

と思ったとき、台の演出が派手になった。

もちろんおやじも身を乗り出して、

こちらに顔を向けている。

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