kiss me!*バレンタイン【短編】


「先ほどの揺れは、とう飛行機のエンジン部分に不具あ…」





アナウンスは、話の途中で切れた…。





あたしは、さっきよりも強く、強く
中山くんの腕を握った。







"プ"

という
変な音と共に
飛行機は、落下した。






それいこうの記憶は、ほとんどない。


というより
思いだそうとしても
頭が居たくなるだけだった。







ただ、1つだけ
落下してるときもずっと
中山くんは、あたしの手を握りしめ、
あたしをキツくギッユと
抱きしめてくれてたこと
だけは、覚えてる。


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