ベイビー ラヴ
学校に行けば、大好きな柚子がいた。
「柚子、今日早いな」
「なんとなく・・・ね」
「そういえば昨日さ?いきな
「おっはーーーっ」
おぉ、おはよう。」
会話を遮られた。
そのあとの話に盛り上がって、
俺は話の続きを柚子に伝えてないことに、気付かなかった。
放課後が近づくにつれ、皆ざわざわしだす。
「今日、どこ行く?」
まるで祭りが始まるかのようなテンションの中
「一成、今日喫茶行かない?」
ウズウズしたように、柚子が聞いてきた。
「あぁ…今日はちょっと……」
比奈を公園に連れて行くと約束した事が頭から離れなかった。
「なんかあるの?」
「まぁ…ちょっと」
残念そうな柚子の姿を見て罪悪感がよぎる。
「次、次は絶対な?次は絶対。」
「気にしなくていいって、いつでも行けるじゃん」