ベイビー ラヴ
女の人は比奈にかけより、手を差しのべた。
「大丈夫?」
ふんわりとした雰囲気のきれいな人だった。
「比奈!」
俺は比奈にかけより、抱き締めた。
「大丈夫か!?怪我してないか?」
自分が比奈を助けることが出来なかった罪悪感が今、沸きだした。
コクン…
比奈は静かに頷いた。
「お家の人?」
女の人は心配そうに見ていた。
「あっ、そうです。すいません。」
「いいえ、そんな。よかったわ。怪我がなくて。」