ベイビー ラヴ




「ごめん。八つ当たりして。ごめん。何もできなくて。ごめん」

「ふっ・・・ふふふ」

柚子がいきなり笑いだした。


「そかそか・・・」

スッキリ!!という顔で、こっちを見る柚子。


「あたしは、一成以外に興味ない!!」

「え?」

「あたし、確かにコンビニから一緒に出たけど、たまたま」

「あ・・・そう・・・」

「しかも、走って逃げたんだから」

「へ?え?」


柚子は静かに真実を語りだした。








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