永遠の絆


「…おう」


いつもの笑顔で笑った。



…私は笑った健斗が好き。


…もし、この恋が実らなくても今までどおり、笑い合えたらいい。


…いいんだ…。


「あ!ほら早く行かないと!お母さんたち待ってるよ!」

「そうだ!行こうっ」



私たちは沈みかけの太陽に追われるようにして、駆けた。


青春を走っている中で

恋が終われるように―…。



< 55 / 159 >

この作品をシェア

pagetop