永遠の絆


健斗くんが急に優しくなった。


「……健斗くんイヤ…」

「え?」

「私が泣いたら優しくするなんてそこら辺の男と変わらないっ!」


…違う…

違うよ…。


健斗くんは他の人と違う。



…大切な存在で―…



「…ごめんな。静音。」


何がごめんねなの…。


「…本当は、泣かせるつもりなんてなくて…怒る気もなかった。」


< 92 / 159 >

この作品をシェア

pagetop