超イケメン☆ホストクラブ【番外編】
「おまえを育てたかったし……突き放したのも、そのせい。まぁ、仕事は要領だからな……それくらい、自分で覚えないとって感じで」

チーフに選ばれるべくして選ばれた銀河だったからこそ、言える言葉のようにも思えた。

「……悔しい……」

自分は初めからこの男の手の中で踊らされていただけだとわかると、改めて悔しくて涙がこぼれた。

「なんで、泣くんだよ……」

困ったように言う銀河に、

「あなたが、ただの軽薄なだけの男じゃなかったから……」

と、精一杯の嫌味を返す。

「それだけの男なわけないだろ……この俺が」

すると、銀河はまたしてもにやりと笑って、

「……試してみるか?」

と、口にした。
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