超イケメン☆ホストクラブ【番外編】
――夜の社内に、ふたりっきり。

三度目のキスは、熱くとろけるように甘く……。

彼のスーツから仄かに香るタバコとコロンの入り混じった匂いに、酔いしれてしまいそうにもなって、体ごと抱きついた。

両腕できつく抱きとめて、

「愛してる……ずっと、前から……」

彼の声が、私の体をなぞる。

「愛してる……ずっと……」

彼のスーツの背中をギュッと両手でつかむ。
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