超イケメン☆ホストクラブ【番外編】
中は、よく片付いていた。

勉強をするための机と、そしてベッドがあるだけの、ごくシンプルな室内だった。

どこで待っていようかとしばらく部屋を見渡していたら、

「お待たせー」

と、天馬がやって来た。

「そこ、座っていいよ。ベッドの上」

と、指差される。

「ああ、うん…ありがとう」

他には座るところもないしと思って、言われるままベッドに腰かけた。

天馬が紅茶セットとケーキ皿の乗ったトレイをベッドに置いて、トレイを挟むように私の反対側に座った。
< 44 / 67 >

この作品をシェア

pagetop