超イケメン☆ホストクラブ【番外編】
舞踏会の会場に着くと、私は目元を隠す羽飾りのあしらわれた仮面をかぶった。

一方の三日月は、顔の半分を覆う銀のマスクを着けていた。

マスクからのぞく瞳が涼しげで、普段とは少し違うような彼の雰囲気に胸がドキリとした。

「理沙…では、行きましょうか?」

「えっ…?」

急にそう呼ばれて、びっくりしていると、

「今日は、私はあなたのパートナーですので、こう呼ばせていただきます」

と、三日月に告げられた。

「あ…はい…」

彼の振る舞いに、いちいち驚かされている自分がいた。
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