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空の向こう、ベランダの風。
遠くが霞む空を見て、
春を感じて。


鮮やかな白い入道雲で、
夏を確認して。


高い空にうろこ雲が出て、
秋を見つめて。


意外に澄んだ青をしている、
冬を知った。



この空はあなたに繋がってる。

この風もあなたに繋がってる。



そう思うと、


ぬるま湯のような陽気も、

眩暈を起こすような日差しも、

孤独を感じるような肌寒さも、

刺すような冷たい空気も、


全部、全部、
覚えていたい。




ある日の昼下がりのベランダで、
まどろむ猫と2人きり。




ねぇ、今度はいつ会えますか?


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