消えない光

だから私は
友達に助けを求めた

でも

その友達も
手のひらをひっくり返して








「「触んないで、腕が腐るし服汚れる」」









何かがぷつんと
切れた音がした

目の前が真っ暗で
なにも考えれなくて

「「サワンナイデ、ウデガクサルシフクヨゴレル」」


その言葉が


頭の中で何度も

何度も

何度も

何度も

何度も

何度も

何度も


繰り返し繰り返し

ノイズのように

ぐるぐる回ってた





















「「触んないで」」


やだ

「「腕が腐るし」」

いやだ、


「「服汚れる」」

止めてよ…っ


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