こいのはなし。
店を出る間際、
「あの!」
と、彼女に声をかけていた。
「はい?」
不思議そうな顔の彼女に僕は、
「男が、可愛いもの好きでも、変じゃないですよね!?」
と、意味のわからない事を訊いていた。
僕が、慌て、なんでもないと言おうとするより先に、
「可愛いものが好きな事に男女は関係ありませんよ」
と、彼女が微笑んでくれた。
嬉しいやら、恥ずかしいやらで僕が頭を下げると、
「またどうぞ」
と言って、彼女手を振ってくれた。
店を出ると、ほんの何十分前は入りづらかった店構えも、なんだかフワフワしている気がした。
明日、プレゼントを渡したら買った店に食い付いてくるだろう親友を引き連れて、もう一度来てみよう。
そんな風におもいながら、家へ向かって歩き出した。
Fin
「あの!」
と、彼女に声をかけていた。
「はい?」
不思議そうな顔の彼女に僕は、
「男が、可愛いもの好きでも、変じゃないですよね!?」
と、意味のわからない事を訊いていた。
僕が、慌て、なんでもないと言おうとするより先に、
「可愛いものが好きな事に男女は関係ありませんよ」
と、彼女が微笑んでくれた。
嬉しいやら、恥ずかしいやらで僕が頭を下げると、
「またどうぞ」
と言って、彼女手を振ってくれた。
店を出ると、ほんの何十分前は入りづらかった店構えも、なんだかフワフワしている気がした。
明日、プレゼントを渡したら買った店に食い付いてくるだろう親友を引き連れて、もう一度来てみよう。
そんな風におもいながら、家へ向かって歩き出した。
Fin