君の光を想う
屋台の一番端にある小さな店。
そこには台の上に箱が何個か置かれその箱の中には指輪や色々なアクセサリーが並んでいる。
値段もお手軽な値段。
それでもオシャレな物ばかりで。
手は離さずにその前へ立ち、柚が覗き込んでいる。
「何か良いのあったか?」
「んー…春はどれが良い?」
品物へ目を向けるも種類と数が多すぎて、頭を悩ます。
「…良く分かんないな」
「んー…」
真剣な表情で選び、悩む柚。
これだけあれば、悩むよな。