親愛なる恋へ〜Dear Love〜



―――――――8月



夏休み あたしは学校に用事があって訪れた



教室には運動会のため結成された応援団がいたんだ




あたしは応援団じゃないけれど
友達と一緒に世間話



あたし邪魔者だし…

まぁそこはパスして――




その時 違うクラスの応援団の人が

あたしのいたクラスまで遊びに来た





その中にあたしの想い人



朱瀬 拓 の 姿もあった





一目見た瞬間 胸がキュ―って苦しくなって

恥ずかしくなってあまり見ないようにしてた







……けど 朱瀬が喋りかけてくれたときは

心臓ばくばくで 死にそうなほど胸が苦しかった





たぶん あたしのお顔は

真っ赤なりんごちゃんに

変身していただろう








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