その時あたしは散歩をしていた。
いつものこの自然の美しさを
いつものこの緑の香りを

感じるのは幼い頃から好きだった。




そこで偶然あたしは
興奮して走っている子供たちと
そこに向かって走っている車の
両方に目がいった。




…道路で左右を確認しないなんて

危ない子たち。



そう思ってまた自然の心地よさに
身を委ねようとした瞬間。



1人の男の子がつまずいて転んだ。





車はどんどん迫る。

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